スズメバチの巣発見!女王バチを見逃さないプロのスズメバチ駆除テクニック

【スズメバチの巣】女王バチはどう見分ける?プロのスズメバチ駆除テクニックについて

春から初夏にかけて、ベランダや玄関先でスズメバチやアシナガバチが巣を作り始める光景を目にすることがあります。この時期、多くの人が「ハチの巣を発見したけれど、どうすればいいの?」と悩むことでしょう。

ハチの巣を見つけたら、むやみに刺激せずしてはいけません。女王バチが外を飛んでいる時期は巣づくりをしている時期のため、安全に駆除できます。

こちらでは、女王バチを見分けるポイントや、プロのスズメバチ駆除テクニックをご紹介します。

スズメバチの巣と女王バチの関係性

スズメバチの巣と女王バチの関係性

スズメバチの社会構造と女王バチの役割

スズメバチの巣には厳格な社会構造が存在し、その中心に女王バチがいます。女王バチは巣全体を統括し、コロニーの存続と発展に不可欠な存在です。

女王バチの主な役割は、以下のとおりです。

  • 産卵
  • フェロモンの分泌による働きバチの管理
  • 新しい巣の創設

春になると、越冬した女王バチは単独で新しい巣を作り始めます。この時期、女王バチは以下の作業を一手に担います。

  • 巣の建設
  • 卵の産出
  • 幼虫の世話
  • 餌の調達

やがて最初の働きバチが誕生すると、女王バチは産卵に専念するようになります。一日に数百個もの卵を産むこともあり、その数は驚異的です。

また、女王バチは特殊なフェロモンを分泌し、働きバチの行動を制御します。このフェロモンには、以下のような効果があります。

  • 働きバチの攻撃性の抑制
  • 働きバチの産卵の抑制
  • コロニー全体の調和の維持

秋になると、女王バチは新しい女王候補となる卵を産みます。これらの卵から育った新女王は、翌年の春に新たな巣を創設します。

このように、女王バチはスズメバチの社会において中枢的な役割を果たしています。そのため、駆除の際には女王バチを確実に排除することが重要となります。

巣の発展段階と女王バチの行動パターン

スズメバチの巣は、春から秋にかけて発展していきます。その過程で、女王バチの行動も大きく変化します。

越冬した女王バチが単独で巣作りを始めます。この時期、女王バチは以下の行動を繰り返します。

  • 巣材の採集
  • 卵の産卵
  • 幼虫の世話
初夏

最初の働きバチが羽化し、巣の仕事を引き継ぎます。女王バチは次第に外出しなくなり、主に以下の役割に専念します。

  • 産卵に専念
  • 巣の中心で待機
真夏~初秋

巣が最大規模に成長し、女王バチの産卵ペースも最大となります。

  • 1日に数百個の卵を産む
  • 巣の中心で常に産卵を続ける
晩秋

新しい世代の女王バチと雄バチが誕生します。古い女王バチは以下の行動をとります。

  • 産卵をやめる
  • 巣の外に出て死亡

この時期新女王バチは交尾飛行を行い、越冬の準備を始めます。

スズメバチの巣の発展段階と女王バチの行動は密接に関連しています。駆除を行う際は、この季節ごとの変化を理解し、適切なタイミングと方法を選択することが重要です。

女王バチを見逃すリスク

スズメバチの巣を発見した際、女王バチを見逃してしまうと深刻な問題につながる可能性があります。女王バチは巣の中心的存在で、以下のようなリスクが考えられます。

新たな巣の形成

女王バチを駆除せずに逃がしてしまうと、別の場所で新たな巣を作る可能性があります。これにより問題が解決せず、むしろ拡大してしまうおそれがあります。

巣の再生

女王バチが生存している限り、一度駆除した巣でも再び活動を始める可能性があります。これは、女王バチが新たな働きバチを産み続けるためです。

攻撃性の増加

女王バチを含む巣全体の駆除に失敗すると、残されたハチたちの攻撃性が高まる可能性があります。これは、巣を守ろうとする本能が刺激されるためです。

駆除の困難化

女王バチを見逃すと、時間の経過とともに巣が大きくなり、ハチの数も増加します。これにより後の駆除作業がより困難になり、危険も増大します。

このようなリスクを避けるためには、春先の巣が小さい段階で女王バチを含めた完全な駆除を行うことが重要です。しかし、素人による駆除は危険を伴うため、専門家に相談することをおすすめします。

プロが実践する効果的な駆除テクニック

プロが実践する効果的な駆除テクニック

巣の構造を理解した駆除方法

プロの駆除業者はスズメバチの巣の構造を熟知し、それを活かした効果的な駆除を行います。以下に、その具体的な方法をご紹介します。

1.事前準備
  • 防護服の着用:顔や首まで完全に覆う専用の防護服を着用
  • タイミングの選択:夜間や早朝の低温時は蜂の活動が鈍るため、この時間帯に作業を行う
  • 周辺への殺虫剤散布:巣の周囲に殺虫剤を噴霧し、蜂の活動を抑制する
2.巣の構造にもとづいた駆除
  • 外殻の破壊:巣全体を覆う紙状の外皮(外殻)を慎重に破壊する
  • 巣盤の取り外し:六角形の巣室が並んだ層状構造(巣盤)を一枚ずつ丁寧に取り外す。この際、女王バチや幼虫の存在を細かくチェックする
  • 柄の除去:巣を支える茎状の部分(柄)を完全に取り除く。これにより、巣の再形成を防ぐ
3.駆除後の処理

取り除いた巣は、ビニール袋に密閉して廃棄します。可能であれば焼却処分し、完全に再利用を防ぎます。

このように、プロの駆除業者は巣の構造を理解したうえで、安全かつ確実な手順で駆除を行います。素人による危険な駆除は避け、専門家に依頼することをおすすめします。

再発防止のための環境整備

スズメバチの巣を駆除した後は、再発防止のための環境整備が重要です。以下の対策を実施することで、スズメバチの再来を効果的に防ぐことができます。

巣を作りやすい場所の点検と対策
  • カーポートやベランダの屋根裏
  • 植え込みの中や庭木の枝葉
  • 軒下や壁の隙間

これらの場所を定期的に点検し、巣の兆候がないか確認しましょう。発見した場合は早めに対処することが大切です。

予防的な薬剤散布

過去に巣が作られた場所や、巣ができやすい場所に市販のハチ駆除スプレーを事前に吹きかけておくことで、巣作りを抑制できます。

ハチトラップの設置

3月から5月にかけて、以下の方法でハチトラップを設置します。

【設置のポイント】

  • 高さ2m程度の日陰で風通しのよい場所
  • 人の往来が少ない場所を選ぶ
  • 2週間程度で誘引液の交換が必要
餌となる食べ物の管理

スズメバチは甘い物や肉類を好むため、屋外での飲食や生ゴミの放置は避けましょう。

植栽の管理

スズメバチが好む花や果実のなる植物は、必要に応じて剪定や撤去を検討しましょう。

これらの対策を継続的に行うことで、スズメバチの再来を効果的に防ぐことができます。ただし、6月以降はハチトラップの使用を控え、専門家による定期的な点検も検討しましょう。

スズメバチを刺激することなく効果的に駆除!

「自分で駆除しようか、専門家に頼むべきか」迷っている方も多いのではないでしょうか。しかし、スズメバチは女王バチを中心とした集団で生活しており、巣を刺激すると、数百匹の働きバチが攻撃してくることも。自分自身や家族の安全を守るためにも、安易な自己処理は避け、専門業者にご相談ください。

有限会社黒潮消毒は、高知県で長年スズメバチ駆除を行ってきた実績があります。お客様の状況を詳しくお伺いし、状況に応じた最適な駆除方法をご提案いたします。経験豊富なプロが巣の位置や大きさ、周囲の環境を考慮し、安全かつ効果的な駆除を行います。迅速丁寧な対応を心がけていますので、スズメバチの巣を見つけたらすぐにご連絡ください。

スズメバチ駆除と巣の安全処理は有限会社黒潮消毒

社名
有限会社黒潮消毒
所在地
〒780-0965
高知県高知市福井町3035
TEL
088-823-4477
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定休日 不定休
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高知県ペストコントロール協会会員 ネズミ・ゴキブリ・ダニ昆虫駆除予防管理
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ネズミ・ゴキブリ・ハチ・ノミ・ムカデ 駆除予防全般
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